Marie-Ange Doizy と Stephane Ipert 共著のマーブル紙の歴史と制作方法の本。日本の墨流しやイスラム文化圏のマーブル紙についても触れられている。マーブル紙のコレクションや書籍についての丁寧な情報も巻末にある。総ページは 253 ページ。本のサイズは、縦25cm、横17cm。当方のものは 200 部刷られた貴重な特装本の一冊で、著者よりわけてもらったもの。そのため番号などははいっていない（最後の図版参照）。マーブル紙や装飾紙の実物見本が 18 葉貼付。表紙カバーは実物マーブル紙で、折帖より少し大きく用意されているため、天地などに少し痛みがある。特装本のため、フランスの本によくある未綴じで、機械による製本はされていない。つまり、印刷された折帖のまま、カバーに収められている美本。 美術大学や装飾紙の工芸作家に必携の本。1985年、 Editions Technorama 社発行。